静かな美しさを探求
日本人は、豪華で立派なものではなく、静の美しさ(侘び)というものに対する強い美意識を持っています。その境地が茶懐石。本来の味以上に見た目で表現するのではなく、しかしながら、味わいにしっかりと向き合うことができるような心配りをあらゆる場面で行っています。お客様と亭主による時間と空間の総合芸術、それが茶懐石です。
心清らかに茶席に向かう
本日のテーマが描かれた掛け軸、茶道具の取り合わせ、織り込まれた季節や亭主の思い、茶事には日本人の美意識が詰まっています。また建築は日本の数寄屋大工の手による本格的なしつらえです。鉄釜で湯を沸かし、ただ一服のお茶を点てる事を最上のおもてなしとし、その一服の為に全ては存在するという茶事の世界観をぜひご堪能くださいませ。
亭主からの
隠れたメッセージ
日本人は言葉をあまり介さず、相手の想いを汲み取ることでコミュニケーションが成り立つ文化があります。それは心と心の繋がりであり、深い精神世界での交流です。レストランの中では、料理の味わいの他にも、器や掛け軸、お花などに亭主からのメッセージが隠されています。謎解き感覚で、お食事と一緒に気軽に楽しんでみてください。